【個別銘柄考察】ENEOSホールディングス(証券コード5020)低株価で高配当の初心者向け銘柄

個別銘柄考察
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もね

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もねです。

今回は「5020 ENEOSホールディングス」の考察を行っていきます。

ENEOSは言わずと知れた国内の石油元売りトップ企業になります。

あくまで私の偏見が含まれた個人的考察になりますので、投資の際は自己判断でお願いします!

はじめに

私の銘柄考察は、株式投資初心者~中級者の方向けに、会社の社会的立ち位置や将来性を中心に記載しています。

決算資料を紐解いた細かい分析はしていないので、ご了承ください。。。

もね
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私も他の方の記事で勉強する日々です・・・!

難しい書き方はしていないので、初心者の方は理解していただきやすい内容かと思います!

ENEOSホールディングスとはどんな会社?

会社概要

2010年4月、新日本石油と新日鉱ホールディングスが経営統合し、持ち株会社「JXホールディングス」として誕生。17年4月、JXホールディングスと東燃ゼネラル石油との株式交換により、東燃ゼネラル石油がJXホールディングスの完全子会社となり、商号を「JXTGホールディングス」とする。20年6月、石油精製販売のJXTGエネルギー(現ENEOS)を中心とした体制への変更とともに、現商号へ変更した。(2023年5月18日更新)

SBI証券「ウエルスアドバイザー企業評価レポート」より

石油元売りの国内トップ企業

今や国内のいたるところにENEOSのオレンジ色看板が目に入りますね!

もね
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日本の約半分のガソリンスタンドはENEOSらしいよ!

ENEOSは石油元売りのトップ企業となっており、業界内順位は以下のようになっているようです。

石油・石炭製品売上高ランキング

  1. ENEOSホールディングス:15兆165億円
  2. 出光興産:9兆4562億円
  3. 昭和シェル石油:3兆828億円
  4. コスモエネルギーホールディングス:2兆4404億円

参照:strainer「石油・石炭製品 – 売上高 ランキング」(https://strainer.jp/categories/22?sort_key=revenue

となっており、大きな差をつけて業界トップを独走しているような状況です。

ガソリン等販売の他に、石油採掘や金属事業も堅調

ガソリン屋さんのイメージが強いですが、エネルギー関連に携わっているのは、今回紹介するENEOSホールディングス傘下のENEOS株式会社。

ENEOSホールディングスはエネルギー事業のENEOS株式会社以外にも、

  • JX石油開発株式会社(石油・天然ガスの開発・生産事業など)
  • JX金属株式会社(半導体材料・情報通信材料を中心とした先端素材の開発・製造など)

この2つの核となるグループ企業を有しており、それぞれのセグメントで活躍しています。

石油や天然ガスの販売もするし採掘もする、加えて需要の高い半導体材料などの開発も行っている

といった会社。それがENEOSホールディングスです。

JX金属株式会社、株式上場準備を開始

上述した金属セグメントの会社「JX金属」が上場の準備をしていることが発表されています。

23年5月、JX金属の株式上場の準備開始を決定した。今回の株式上場を通じて、事業戦略の遂行と事業ポートフォリオ転換に必要な投資や株主還元を機敏かつ確実に実行することが可能となる。エネルギー・素材の安定供給とカーボンニュートラル社会を実現する企業への転身に向けた取り組みを加速させ、企業価値のさらなる向上につなげる。(2023年5月18日更新)

SBI証券「アナリストサーチ」より
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ENEOSホールディングスの株価も相乗的に上がるかも・・・!

ENEOSホールディングスがJX金属の株を100%保有しているため、上場するのであれば大きな資金を獲得できそうです。将来的にはJX金属の株式保有率を50%以下にしていくことを明言しており、大きな売却益がENEOSホールディングスに入ってきそうです。

配当についても、ENEOSホールディングスの系譜をたどり、JX金属も高配当銘柄になっていくのではないかと期待しています。

なお、ENEOSホールディングスが本件について記載している内容の中に、

「事業ポートフォリオ転換に必要となる投資や株主還元を機敏かつ確実に実行することが可能となる」

と記載しており、今後の配当維持・向上に対して良い材料であることが分かります。

ENEOSへ投資するメリット

高配当であり買い増ししやすいお手頃株価

ENEOSホールディングスを保有している皆さんの理由を聞いても、おそらく最も多い回答は「高配当」であるためかと思います。

年間の配当金額は、22となっています。

株価が高騰している2023年8月の時点でも、利回り4%を超える高い水準となっているため、長期保有することで安定的な配当収入を得ることができます!

購入できる最低単位は100株なので、

500円で100株購入=50,000円の投資を行えば、年間2,200円の配当収入を得られる

ということになります!他の高配当株と比較しても申し分ない高配当です。

株価が高くないため、下がったときの買い増しをしやすく、フットワーク軽く売買できる銘柄なのも魅力です♪

安定的な値動きで長期保有しやすい

直近3年間のチャートを見てみると、400円代~500円代を推移しており、大きな値動きのない銘柄であると言えます。

長期保有前提の銘柄なので、値動きが少なくほったらかしておけるのが一番ですよね。

脱炭素社会への貢献に期待!

政府が定めている「2050年カーボンニュートラル」の一環で、今後ガソリン車の販売が縮小していくことにより、ENEOSホールディングスのようなガソリン販売業界は変革のときを迎えていきます。

そこで注目されているのが、「水素」および「電気」で動く自動車です。

政府は令和5年6月6日に再生可能エネルギー・水素等関係閣僚会議にて「水素基本戦略」を改定するなど、水素社会実現の加速化に取り組んでいます。この水素基本戦略では、水素社会実現を加速化するため、新たに2040 年における水素導入目標を 1,200 万トン/年と設定し、規制・支援一体型の制度の構築に取り組むことが明記されております。

脱炭素ポータル(https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/topics/20230727-topic-48.html)

ENEOSは水素ステーショントップシェアの岩谷産業(証券コード:8088)に続き、水素ステーションを国内に展開しています。水素関連では政府の補助金も豊富なので、水素を活用した社会が更に広がっていくのかもしれません。

まとめ

まとめるとこんな感じです。

  • 石油元売りのトップ企業
  • 100%子会社のJX金属が上場を計画中で保有株式の半分を売却予定
  • 値動きが少なく高配当
  • 脱炭素社会への貢献に期待

いかがでしたでしょうか。

もねのENEOSホールディングスの保有株式数や損益などは、「資産公開」のページで公開しています。

皆さんの株式投資の参考になると嬉しいです。

それではまた次回投稿でお会いしましょう!